IHとガスコンロを比較!一人暮らしがIHをうまく使うためのノウハウも紹介

一人暮らしには、IHとガスコンロどっちを選べば良いんだろう?
と悩んでいませんか?

安全面で言ったらIHだけど、停電のことを考えたらガスコンロの方がよさそう。
IHだと料理がしにくいかも。

そんな悩みが私もありました。
しかし、IHでも鍋を振る動作はできませんが、通常の料理はできます。

しかも、最近ではIH対応の調理器具も増えてきたため不便さは感じないです。

この記事では、IHとガスコンロどちらを買おうか悩んでいるあなたに、メリットとデメリットをご紹介します。

IHとガスコンロを比較!!料理をあまりしないのならIH

IHとガスコンロを比較するとIHの方が使いと言えます。

なぜなら、IHの方が設置費用がかからず、お手入れも簡単だからです。

しかし、中にはガスコンロのほうが使いやすい人もいるので、おすすめな人をまとめてみました。

IHは電気量だけで光熱費をおさえることができますが、停電時に使えないことやブレーカーが落ちてしまう場合があります。

一方、ガスコンロだと煮炊きの時間は短くなりますが、ガス代が高かったり、火事やガス漏れなどの危険があったりします。

また、ガスコンロのほうが、使える調理器具がたくさんあります。

しかし、最近ではIHの復旧により両方使えるようになっているのであまり気にしなくてもよいでしょう。

【IHがおすすめ】最低限の料理ははIH1つで可能

インスタントラーメンやカレーなどは、IH1つで調理可能です。

しかも、卓上型のIHなら机の上で煮炊きができるので、鍋やチーズフォンデュなどもできちゃいます。

普段は料理しないけど、たまにちょっと簡単なものを作るだけなら、IHを使いましょう。

【IHがおすすめ】レンジの使用で時短調理可能

最近では、電子レンジでできるおかずや炊飯器調理などがあります。

お肉やお魚、野菜だってレンジ調理用の便利グッズがありますし、煮込み系なら炊飯器でとろとろに仕上げることができます。

2、3品のおかずも調理器具の使い方次第では、作ることができるため火力が強いガスコンロではなくても良いと言えます。

【IHがおすすめ】掃除は拭くだけでとても簡単

IHの一番の魅力と言ったら、掃除が楽なことです。
汚れてもさっと拭き取るだけで汚れが取れるため、掃除が苦手な人にも使いやすいでしょう。

【ガスコンロがおすすめ】一気に大量に調理ができる

ガスコンロは火力が強いため、IHに比べて調理時間が短くなります。

しかも、2口コンロやグリル付きなど種類が豊富です。

IHにも2口はありますが、ブレーカーの関係で使えないこともあります。

煮込み料理を作ってる横で副菜を作ったり、グリルでピザを焼いたりと同時進行しやすいのも嬉しいですよね。

また、作り置きなどを週末に作りたいときもガスコンロのほうが時間の節約になるでしょう。

【ガスコンロがおすすめ】掃除好きにはやりがいがある

ガスコンロは、こまめな掃除が大切になります。

吹きこぼれた時はもちろん、五徳の焦げ付きなど分解してキレイにしないと、火がキレイに出ず焼きムラができてしまいます。

キレイ好きでこまめな掃除が好きな方は、ガスコンロも視野に入れても良いでしょう。

【ガスコンロがおすすめ】ガスを引いてあるのが前提

ガスコンロを使うなら、まずはガスが引かれているかをチェックしましょう。

オール電化住宅の場合は、わざわざガスを引くのは難しいと言えます。

しかも、ガスを使うなら基本料は少なからずかかってきます。

ガスコンロを使いたいのであれば、部屋を選ぶ段階で、ガスが引いてあるかを確認しておきましょう。

IHとガスコンロでは光熱費はどっちがお得?注意点も紹介

結論から言えば、IHとガスコンロを比べたら、光熱費は都市ガスのガスコンロ＜IH＜プロパンバクのガスコンロの順で安いです。

特にプロパンガスは、都市ガスよりも高い傾向にあります。

地方に行けば行くほどプロパンガスが多くなります。

ガスの場合は、基本料もプラスされるため、わざわざコンロのためだけに使うのはもったいないでしょう。

また、IHはどこでも使えますが、ブレーカーのアンペアによっては、使えないこともあります。

特に消費電力の大きいエアコンや電子レンジ、ドライヤーとIHを同時に使ったときは落ちやすいです。

ブレーカーのアンペアを確認したり、同時使用は控えたりするなど工夫が必要です。

IHとガスコンロの光熱費ではガスコンロが安い

IHとガスコンロを強火で1時間使った場合は、IHは77円。

ガスコンロは、都市ガス43円で、プロパンガスが70円です。

火力	消費電力の目安	1時間あたりの電気代の目安
弱火	100〜370W	約3.1〜11.47円
中火	500〜1,000W	約15.5〜31円
強火	1,450〜2,500W	約44.95〜77.5円

引用　はじめてのIHブック

火力 出力（ガス消費量）	都市ガスの1時間あたりのガス代	プロパンガスの1時間あたりのガス代
弱火 0.38kW	約5.59円	約9.02円
中火 1.68kW	約24.72円	約39.89円
強火 2.97kW	約43.71円	約70.51円

引用　はじめてのIHブック

しかし、基本料がプラスされるため、IHのほうが安いと感じる人が多いです。

アンペアはどれくらいが目安?

1Kのアパートのブレーカーのアンペアは20～30Aのことが多いです。

これを超えてしまうとブレーカーが落ちてしまいます。

どの電化製品にどれくらいのアンペアが使われているか知ることで、ブレーカーが落ちるのを防ぐことができますよ。

アンペアは消費電力を100で割ることで出すことができます。

例えば
1300Ｗのドライヤーの場合は
1300÷100＝13
となるため13Ａ（アンペア）になります。

しかし、いちいち計算をするのは面倒だと思うので、電化製品ごとのおおよそのアンペアをご紹介します。

IHは、かなりのアンペアを使うので、「IHでは強火での調理はしない」「エアコンや電子レンジを同時に使用しない」など、うまく調整してくださいね。

IHならプラスカセットコンロも用意しよう

IHだけでも生活はできますが、停電などが起こったときには使えなくなります。

念の為、カセットコンロは用意しておいたほうが良いでしょう。

特に冬場は、こたつに入りながらお鍋など楽しめるため、カセットコンロはあって損はしませんよ。

まとめ

• IHは料理をあまりしない人や掃除が苦手な人に使いやすい
• ガスコンロは、作り置きなど料理が好きな人やこまめに掃除ができる人向き
• IHとガスコンロでは、光熱費だけを見るとガスコンロのほうが安いが、別途基本料がつくことを忘れないこと
• IHは、電気の消費が激しいためブレーカーのアンペア数を確認し、ブレーカーが落ちないように他の家電の使用を考える必要がある

安全でお手入れしやすいIHは、一人暮らしには魅力的ですね。

しかも、卓上のIHならガスコンロに変えたとしてもサブのコンロとしても使えます。

買っていても損はないので、これを機会にIHの購入を検討してみてはいかがですか?